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タグで日記を手打ちするのが面倒になった、 ダメな感じの人が書く、 タメにならない日記。
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ゆうて2週間ぶりなだけなんですけどしかも記事一体STKなので別に全然久しぶりじゃないw
自分のSTK熱に一番ひいてるのはわたしですきもちわるくてごねんなさい
とりあえずテレビ番組を気にするようになったくらいの変化がありました←

ついにリーダーに手を出した第二弾。
妄想は白熱していく一方ですだれかとめてくれ^q^

--------


はてどうしてこうなったか、考えながら、背中があったかいなぁと思った。
今日はやっと今仕事を上がって、いつも通りマネージャーが用意してくれた部屋に来て、
部屋には先にしろ君がいて、しろ君と部屋一緒なの久しぶりだねーなんて言いながら、
上着を脱いでクローゼットのハンガーに掛けようとしたら、こんな状態になった。
自分のお腹の辺りをギュっと掴んでいる手に自分のそれを重ねながら、彼の言葉の意味も含めて考える。

「……だって、…はし君、ずるい。」

首の後ろくらいにある彼の頭に少しだけもたれながら、眼を閉じた。


***


撮影の合間の休憩時間。
なにがどうだったかよく覚えてはいないが、俺はメンバー内で一番身体の大きい男に、いきなりタックルを食らったのだった。
なんにも考えてなかったし(強いて言えば眠いなー、程度だった。)予想外の出来事だったしで、
まぁ見事に二人して床とお友達になっていた。外じゃなくてよかった、ほんと。

「…いっ、たー。」
「うわ、ごめん北くんっ、大丈夫?」
「まぁたぶん…、」
「うっわあ、北くんまつ毛長いねえ!」
「えぇ?」

そう言ってかれは眼を輝かせて(そもそもかれの眼はいつもきらきらしているような気がする)
ぐいと俺の顔を覗きこんだ。それこそキスが出来るくらいの距離。
お陰で起き上がろうとしていた俺は一時停止せざるを得なかったのだが、
まぁかれがそんなことに気付くはずもなかった。

「いいなぁ、オレ短いんだよねー。」
「…いや、大して変わんねーだろ。」
「そーかなぁ?あーなんかいい匂いするよー、北くんなんかつけてるー?」
「ちょ、まっ、」

答えから言えばそのとき俺はヘアスプレータイプの香水を付けていたのだけど、
やっぱりかれがそんなことを知る由はなくそのままずいと頭を突っ込んできたので、
俺は起き上がろうとしばらく力を入れていた腹筋から力を抜いた。諦めた。ねむいし。

「つかれたー。」
「えっ、大丈夫?」
「もーどーにでもしてー。」
「ええっ、き、北くん?どうした?!」
「……とりあえずどいてあげなよ、はし君。」

しろ君にそう言われて、はっとした様にかれはごめんね、と俺の上からどいて、立ち上がるのに手を貸してくれた。
そうして俺はようやく起きあがると、随分と現場の人の目線を集めていたことと(なまぬるい笑い付き)、
既に休憩時間が終わっていたことを知った。
なんかすいません、そのときはそう思って、それだけだった。


***


…とまぁ、(多分この辺だろうという)一部始終を思い返してみた。
後ろから抱きついている彼は、いまだじっと身動きをしないままだったので、俺はゆっくり呟いてみる。

「俺さぁ、しろ君って好きなひといるんだろーなー、って、勝手に思ってたんだけどさぁ。」
「………。」
「もしかして、俺だったりする?」
「…………ちがうよ。」

なんというか、少し悔しそうな声色で彼はつぶやいた。
あらそう、とひとりごちてみるけど、重ねたままの手は離れないし、むしろ固く(服を)握られているし、
まぁきっと焦ることでもないだろうと俺はもう一度口を開く。

「じゃあはし君?」
「違う。」
「なにそれ。」

笑いながら、さて次はどうでようかと考えた。幸い背中は温かいままだった。

「……北くんは、気持ち悪くないの。」


それは、とても小さな声。


***


「…しろ君が?」
「だって、……俺、ホモだよ。」
「んー、まぁ趣味変わってんなぁとは思うけどね。」

だって俺だよ?他にいい男いっぱいいんじゃん、などと彼は笑いながら言うけれど、
そんな、そんなはずはないのだ。
だって彼は普通の人で、普通に女の子が好きで、しかもかっこよくて、背も高いし社交性だってあるし、
だから絶対に、俺なんかを、男の俺なんかを受け入れるはずなんて、可能性なんて、あるわけはなくて。
ああでもどうして彼は、ずっと抱きついたままの俺を突き飛ばさないんだろう。
なんで彼のてのひらは、さわさわと俺の手を撫でるんだろう。くすぐったい。

「あのねぇしろ君。俺ね、嫌いな奴とこんな長期で仕事出来るほど出来た人間じゃないよ?
 一緒の部屋とか絶対無理だし。」
「…の、へや、は。」

まさか自分がマネージャーに我儘を言ったなんて、言えるわけもなくて、流石に口ごもった。
だって、ほんとに、ちょっとだけはし君が羨ましくって。
いい匂いだなんて言うから、気になってしまって気になってしまって、その、どんなものか、妄想してしまって、ああもう。
だから、さっきから、少し首を伸ばせば、彼の首筋に唇が届いてしまいそうで、気が気じゃなくて、
どうすればいいのか段々わからなくなってきた。
匂いとか、もう、そういう問題じゃない。

「仮にね、たとえばだけど、」

「しろ君が俺のこと好きって言ってくれたら、俺は普通に嬉しいよ?」




「……、え?」

今なにを言われたのか、いまいち頭で理解出来ていなくて、えっと例えばってどういうことだっけええっと。
考えていると彼はくるりと振り向いて、つまりは俺と向かい合わせになって、
そしていつの間にか抱き締められてて、だから彼の顔はよく見えなかった。
まるで親が子どもを抱き締めるようにぎゅうっとされて、ゆらゆらと身体がゆれてて、なんだかとてもあたたかい。

「んー、やっぱ違うな。結構嬉しい。」
「…ど、ゆこと。」
「そのまんまだよ。」

彼の髪の毛が耳元でこそりと音をたてた。
少しだけ甘い香りと、彼の匂いが鼻を掠める。

「……うそ。」
「嘘じゃないって。」
「…だ、って、」
「ねえ、」


抱き締められていた腕が少しゆるんで、ようやっと彼の顔を見ることになったのだけど、
正直近過ぎてよくわからなかった。
ただ、長い睫毛がきれいにならぶ目蓋が色っぽいなと思った。


「キス、しちゃおうか。」




ほんとうに、それはキスと呼ぶのかわからないくらいの、
唇の少し尖った先が、本当に微かに少しだけ触れ合った程度だった。

俺の理性を焼き切るには、十分。


***


「ン……っ、ん、は……ん、ん、」

彼とのキスは気持ちがよかった。
堪らなくてもっともっとと舌を伸ばして首にしがみつくと、やさしく甘噛みされて吸い上げられる。
もう何度でも味わいたくて、キスに溺れて唇も頭もとろとろに溶かされた頃には、ベッドの上で彼を見上げていた。
ビジネスホテルの一室。まだ明かりは点いている。
唾液に濡れた彼の唇が、息を吐きながら俺の口元を這っていくのに、背筋がぞわぞわする。
そして何の違和感もなく服の下から入りこんだ手のひらが脇腹を撫で上げて、
彼の指先が乳首を押しこんだとき、

「ァッ…っと、待って、」
「ん?」
「…の、きたくん、おとこ、」

思わず戸惑ってしまって、彼を見上げた。
たとえ彼が手だれで百戦錬磨だったとしても、自分は男で、
残念ながら身体を撫でるだけでも、女のそれとは随分とまぁ差異がある。
要はカルチャーショック並みの驚きや戸惑いがあっていいはずなのだが、
とその辺の意を込めて彼を見上げる。

「…あー、まぁ、……うん。」
「………うっそお、」
「…人生色々あるってことだよ。」
「ちょ、それって、」
「いーからほら、」
「ふあッ、」

きもちよくなって、とその甘い声でささやかれる。腰がずくりと疼いた。
不意打ちに膝で刺激されて、キスで高まった熱を思いださされて、
鎖骨を舐めて甘噛みされて、ぞくぞくと熱が上がっていくのがわかる。
ああ、やっぱりこの人うまい。
彼のくれる全部を感じようと、意識を落とす、ところだった。

「……あ。」
「な、に?」

ぴたりと彼の手が止まった。
閉じかけていた目蓋を開けると、彼は少し困ったような顔をしている。

「…ごめん、俺風呂入ってないわ。」
「え?」
「すぐ流してくるから、ちょっと待ってて。」


そう言って彼の身体が離れるのが、
もう本当に意味が分からなくてわけがわからなくて、
半ばタックルするように彼に抱きついた。
だって、おかしい、へんだって、だって。

「っや、だ!」
「…っと、しろ、くん、」
「……ッ、」

だって、だって俺はもう、こんなに体が熱いのにどうしようもないのに、
置いてかれるなんておあずけ食らうなんて、ほんと意味わかんないんだけどどうゆうことなの。
ああもうなんか頭にきた。行かせるもんか。

「しろく、ッ」
「ん、……っん、はぁ、メ…こっち、」
「ちょっとま、ぃッ、」

もう一度彼の唇に噛みついて、首に腕を回して、力任せに押し倒した。
どさりと二人でベッドに沈みこむ。そんなふかふかのベットじゃないけれど。
ちょっとだけ驚いたような顔をしている彼(それもやっぱり悔しい)に跨って、
彼の熱い口内に舌を伸ばしながらぐいぐいと腰を押しつけると、やがて彼の腕が背中をのぼってきた。
直接肌に触れられてるわけではないのに、この手のエロさはなんなんだろう。背中を捩りそうになる。
やがて糸をひきながら口を離した。この人とのキスは、ほんとうにくらくらする。
彼がにやりと笑って言った。

「…やる気だね。」
「………いや?」
「ううん。積極的な子は好きだよ。」

下着の中に彼の平たい手が入ってくる。
その気持ち良さに今度こそ満足しながら、意識を落とした。


***


シャワーを終えると、彼はまだベッドの上で起きているようだった。
少し迷ってベッドへ足を向けると、彼はそっと横にずれて場所をあけてくれた。
何も言わずに隣にもぐり込む。温まった布団が心地いい。
目を閉じようと思ったときだった。

「ねぇ、香って明日何時起き?」

心臓がドキリとして、でも冷静に口を開く。

「……明日は、午前中オフだけど。」
「そっかーいいなぁ。」

仕事?と尋ねると、うんそう、雑誌の撮影、と彼はつぶやいた。
それから俺の方を向いて、

「俺、朝先に出ちゃうけど、ごめんね?」

ゆっくり寝てて、と額にキスをくれた。
それから、おやすみと俺の髪を撫でて、目を閉じて眠ろうとする彼にたまらなくなって、俺は横から抱きついた。
大分顔が熱いのはわかってるけど、見えないだろうし、どうしようもなかった。
だってこの人、ずる過ぎる。

「…どうしたの?」
「……朝、起こしてよ。」
「でも5時とかだよ?寝てなって。」
「やだ。一緒いく。」
「え?」

「り、ひとの、撮影、見たいから。」


ほんとうに、さり気なくひたすらに甘やかしてくれて、やっぱりこういうの慣れてるんだなぁと思うけれど、
でもそれでも嫌ではなくてむしろ心地よくて、ついまた甘えてしまう。
そんな自分に気付いた瞬間が随分と恥ずかしいのだけれど、
それはもう、なにやってるんだ自分と内心問いただすくらいには恥ずかしいのだけれど、

「…じゃあ、一緒に起きよっか。」

彼はそんな俺をゆっくり抱き締めて満足そうにつぶやくものだから、
俺はその首筋に顔をうずめて、彼の息を感じながら目を閉じた。
整髪料と、すこしの煙草と、あまい匂いがした。


end.

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しろくんびっちぷまい^////^←
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