すごく久々だったようで…

すごく放置プレイしてましたね…
もう今のご次世個人サイトの意義がよく分かりませんね＼(^ω^)／
日記的なものはついったで済んでつくったものは渋で済んでしまう…
こえー！！ネット社会の進歩こえー！！

ちょっとごそごそしたらなんか出てきたのでちょっと書き足してみました。
多分だいぶ甘ったるいです。

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かわいい。と、よくよく彼は口にする。

さぁそれは果たして「男」に対する適切な表現なのかと言われればそれは違う気もするが、
一応その「男」もとい俺は男でありつつも且つ彼の恋人であったので、
恋人に向けられたそれならばと多少納得のいくところはあった。
しかしあくまで多少、その理由を言えば実際俺も彼に対してそう思うことは
まぁ多々あるからだ。
けれど彼ほどに口に出すことはない。もちろん性格や気性の差異にもよるだろうが、
俺にはどうにもそれ以前の問題な気がしてならないのだ。
そして彼がそれを言うのは、ことさら肌を合わせ熱に溺れているときであった。
右も左も分からず、ただただ快楽に喘ぐだけの男をどうしてそう思えるのか、
甚だ俺には理解できそうもない。

「はぁ…は…、」
「…あっ、…ふぁ…ん、」

上り詰めたそのあとの、ただただ余韻に身体を任せるそのとき。
沸騰していた血液がじわじわ、ぐぅるりと全身をめぐり、
指先から頭のてっぺんまで麻薬に浸ったようにぼぅと惚ける。
呼吸の端でほろりと溢れる声も抑えられず、
するとそれを拾うように彼の舌がぺろりと唇を舐める。やわらかい。
何度も何度も味わったのに、どうしてまた求めてしまうのだろう、
快楽に痺れきった頭で無意識のまま俺はその舌をちゅうと吸い上げた。あぁ、気持ちいい、

「ん……かわい、かい、」
「ふ、あっ……、」

ほら、またそういうことを言う。言いながら彼がぐいと腰を引き寄せるから、
まだ中に入ったままの彼の雄がずるりと擦れて腰が震えた。
ふわふわとやさしく、それでもぎりぎり音をたてないくらいの強さで、
顔中に落とされるキスに俺はいつもどうすればいいのかわからない。くらくらする。
一番耐えられないのは、耳の縁を上から下まで、くちびるでやわやわと喰まれるのが、
あたたかい息が掛かるのが、ほんとうに、

「ン……っ、きし、ぁ、」
「なに？」
「しゃべ、な…っ、」
「…声、嫌？」
「んん……、」

そうじゃない、と思わず首を背けて、両手で耳をふさぐ。触れた耳たぶが熱い。
いい加減抗議の目を向けると、彼は笑いながらごめんと言って、
俺を後ろから抱えるように抱きしめた。背中ぜんぶがあたたかい。
彼が俺の後頭部に顔をあてて、すうと息をする音がする。
彼が傍にいる、あたたかい息の音。大好きなそれに、目蓋をゆるめる。

「だってかわいいんだもん、」
「…言い過ぎだお前は。」
「え、そんなに言ってる？オレ。」
「言ってる。ヤってるときだけでも5回は言ってる。」
「そんな多くなくない？オレもっと言いたいんだけど。」

……。なにを言っているんだこいつは。

「…そもそもかわいくない。」
「オレにとってはかわいいからいーの。」
「…………。」
「ほらもう、耳真っ赤だよ。か」
「うるさい！」

そんなのは分かっている。身体の熱は随分とひいたのに、さっきから顔が熱くて仕方ないんだ。
くすくすと笑いながら彼は、ゆるくまわした腕で俺の身体をやさしく撫でる。
ただ肌の触れ合うそれを味わう手のひらが気持ちいい。くやしい。

「じゃあさ、戒、」
「…なに。」
「かわいいって言われるのと、好きって言われるの、どっちがいい？」



「……………勝手にしろばか…。」

嬉しそうに頷くこの恋人に、俺はもうずっと負けっぱなしだし、
多分これからも勝てないんだろうなと思う。


fin.

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知ってるかえる　これ一年前の記事なんだぜ笑笑笑笑
まぁPCファイルには数年単位で書き途中のものがあるけどね
岸太君は天然口説きテロリスト