忍者ブログ
タグで日記を手打ちするのが面倒になった、 ダメな感じの人が書く、 タメにならない日記。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

調子こいて落書きしたい!!気分なんだよ!!
ちょっと前の記事の鈴ちゃん(責任押し付け)の妄想岸戒パロだよ
わたしだけが楽しい…







「なにも入れてないんだけど、ブラックで平気だった?」
「あ、はい。」
「ていうか、熱とか平気?昨日ずぶ濡れだったけど。」
「はぁ、まぁ。」

彼の淹れた珈琲はインスタントだった。受け取ったマグカップはまだ熱い。
言いながら彼は忙しなく部屋の中を動いている。出掛けるのだろうか。

「ごめんね、オレもう学校行かなきゃで、」
「はぁ。」
「でも今日はバイトないし夕方までには帰るから、」
「え?」
「なんか用事とかあったら、ここ鍵置いとくから、締めてポスト入れといていいから、」

じゃあいってきます!!
と、彼は慌ただしく出ていってしまった。どういうことだろう。いまいち状況が飲み込めない。
俺が取り残された部屋には、窓から街と夏の音がしずかに入り込む。
ふと見上げると、はたはたと洗濯物が揺れていた。

(…大学生、かな。)
(ていうか、警戒心無さ過ぎ。)

飲み終わったマグカップを流しに持っていくと、冷蔵庫の脇に本当に鍵が引っかかっていた。
安っぽいプラスチックプレートのキーホルダー。
鈴の表面の色が大分剥げているから、きっと普段から使われているものなんだろう。

(……あ、)

揺れている洗濯物が、どうにも見覚えがあると思ったら、昨日自分が着ていた服だった。
まだ干したてで、夏場とはいえ乾くには時間がかかるだろう。

(こういうの、お人好しっていうんだろうな。)

仕方がないので、俺はついさっきまでいたタオルケットの上に横になる。
当たり前だが、やることだってない。見知らぬ他人の部屋だ。

(まぁ、乾くまで、なら、)


ゆるりと、まぶたが落ちる。まだ身体が、寝たいのだと主張する。

(なんで、寝ちゃった、かな…。)



見ず知らずの他人の部屋で、熟睡するなんて、いつもだったら、できないのに―――。
不思議に思う暇もなく、意識が遠のいた。




***

この後はなんちゃって同棲生活が始まります。ちょっとだけ。
そして展開はベったべたを踏むよ!!たのしい!!
はー岸太くんかわゆい
PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
E-Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新CM
[03/15 そろん]
[03/03 青]
[01/16 そろん]
[01/15 NOT りすりすw]
[11/15 そろん]
ブログ内検索

Template by Emile*Emilie
忍者ブログ [PR]